年末、やっぱりというか、毎年そうなんだけど、サトイモなんですよね。
わかってはいたんです。でもやっぱりサトイモを右の歯で噛んでしまって、案の定銀歯が取れた。
というわけで半年ぶりに歯医者さんに行きました。
いままで、空いている歯医者さんを探して行っていました。理由は待ちたくないから。
今度の歯医者さんは結構ひっきりなしに、患者さんがやってくる様子。でも、コロナの関係で、時間あたりの患者さんをだいぶ制限していて、人がほとんどいない。サロンみたいで、居心地がいい。
ほとんど待たずに診察室に通してもらって、ひざ掛けはいかがですか、と声をかけてもらう。
「あ、あの、大丈夫です。」
そう、歯医者さんという空間はなぜか、思ったことが言えない場所なのだ。待合室では、ゆったりいい気分だったのに、診察室に入った途端、何も言えなくなってしまう。借りてきた猫みたいだ。
痛いですか、痛かったら行ってくださいね。
「だ、大丈夫です。」
急激に走る痛みにビクッとする。
本当に痛くないですか〜?
「は、はいひょうふへふ(大丈夫です)」
素直になりたい。正直な人間になりたい。
めっちゃ痛かったって言いたい。